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2019.1.30

若者世代を引き付ける「働きたいオフィス」の条件

(画像=ImageFlow/Shutterstock.com)
(画像=ImageFlow/Shutterstock.com)
いよいよ2019年4月末で平成が終わり、新たな時代の幕開けとなります。また、2000年代生まれの若者たちは高校を卒業し、次々とビジネスの現場に参入しつつある状況です。
「ミレニアル」と呼ばれる彼ら世代は、生まれたときからデジタルと親しみ、ともに育ってきました。そんな彼らを引き付ける「働きたいオフィス」の条件とは何なのでしょうか。

ミレニアル世代は「シェア」を好む

JTB総合研究所の「ミレニアル世代の価値観と旅行に関する調査(2017)」によると、18歳以下のミレニアル世代の特徴として「保有することに執着しない」という点があります。そうした中、アプリを通じて不用品を売買するフリマサービスや、シェアハウス、駐車場レンタルといった「シェア」サービスの利用率が他の世代よりも高くなっているのです。
彼らは、情報や感情をシェアすることも好む傾向にあり、インスタグラムなどのSNSを始め、日常の一コマを切り取り、発信することにも長けています。彼らが思春期を迎える頃に東日本大震災が発生し、日本中で「絆」や「つながり」の大切さが盛んに説かれました。こうした空気の中で青春を過ごした若者世代は、インターネットを通じた「適度な距離感のつながり」を好む世代でもあると言えるかもしれません。

ミレニアル世代は上の世代との交流を歓迎している?

一方、ミレニアル世代は、異なる世代間のつながりも好むようです。JTB総研の調査では、「自分より上の世代から先人の知恵を学びたい」(45.2%)、「上の世代と一緒に飲んだり趣味を楽しんだりしたい」(33.7%)となっており、上の世代とも交流したいという意向が強いことがわかります。「若者の考えていることはわからない」「飲みや遊びに誘ったらパワハラと受け取られるのではないか」などと考え、若者世代との交流に及び腰なのは、むしろ上の世代のほうかもしれません。

若者世代の好みを反映したオフィスづくり

こうしたミレニアル世代の特徴は、働き方やオフィススペースに対する関心や好みにも表れています。
法人向け不動産のトータル・ソリューション・プロバイダーであるCBREの調査(CBREレポート ミレニアル世代の働き方改革)によると、日本のミレニアル世代が仕事を探すとき、「オフィスの立地」を気にする人は72%。また、「勤務時間が柔軟・遠隔勤務が可能」「オフィス設計や労働環境」を気にする人は59%に上ります。
こうした彼らの意向を取り入れて、大企業の中では、従来のオフィスのほかにシェアオフィスなどのサードプレイスや在宅での勤務を認める企業も出ています。

さらに、オフィス設計面で最近好まれるのは、ワンフロアの広いオフィスを間仕切りなく活用する「オープンフロア」タイプです。オープンフロアタイプのオフィスは、コミュニケーションを活発にさせるだけでなく、執務スペースの環境向上にもつながります。さらに、障害者雇用などでのユニバーサルデザイン的にも優れているとされています。
固定席を持たない「フリーデスク方式」や、ソファ席やリクライニング席など自分の好みに合わせて執務スペースを選べる「ホットデスク方式」なども、若者世代が多いIT系企業などを中心に広がっている状況です。
常に同じメンバーと顔を合わせ、チームごとの縦割りで業務にあたる固定式方式よりも、ゆるく人とのつながりを重視して働きたいというミレニアル世代の好みに合ったオフィスデザインだといえるでしょう。


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