経営者の関心事
2020.3.19

経営者はなぜ筋トレをしているのか ワークアウトがビジネス力を強化させる

(画像=Africa Studio/Shutterstock.com)
(画像=Africa Studio/Shutterstock.com)
成功している企業経営者やビジネスパーソンには、筋トレを日課としている人が多くいます。アメリカのビジネス界では、「太った人間は自己管理能力に欠けている」と見なされるため、ジムへ通ったり、ジョギングを日課にしたりしている経営者や管理職が多いことは昔から知られていました。

つい最近ナイキのCEOを退任したマーク・パーカーは、毎朝5時に起きて1時間ジムで汗を流すことを日課にしていたそうです。日本の経済界では、サントリーの新浪剛史社長、ランサーズの秋好陽介社長、GMOインターネットの熊谷正寿社長などが、日常的に筋トレを行っていることで有名ですが、中でも熊谷氏は50歳を過ぎてベンチプレス100kgオーバーを達成するほどの上級者です。

はたしてビジネスの成功と筋トレには相関関係があるのでしょうか。

※ちなみに日本では「筋トレ」「筋力トレーニング」という呼び方が一般的ですが、英語圏では「Training」は「(軍隊の)訓練」「(犬の)調教」のように強制される意味合いが強いので、自発的にジムで運動をすることを「Work out(ワークアウト)」と呼びます。それにならい、ここからは筋トレのことをワークアウトと表現することとします。

ワークアウトは健康投資になる

成功者がワークアウトを行う第1の理由は、何と言っても健康管理のためと言えるでしょう。シンプルに、運動習慣を身につけることは健康に良いのです。

2017年11月1日、豪シドニー大学の研究プロジェクトは、専門誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー」において、「ワークアウトをしている人は、そうでない人に比べて全死因における死亡リスクが23%低く、がんによる死亡リスクは31%低かった」との研究結果を発表しました。ワークアウトが死亡リスクを下げ、健康寿命を伸ばすことは科学的にも明らかになっているのです。

(参照:「American Journal of Epidemiology」

この事実を「投資」という観点から見ても興味深いです。健康投資は最もコスト・パフォーマンスが良い投資と言えるからです。日常的にワークアウトを行うということは、スポーツジムの費用を支払ったり、一定の時間を捻出したりするので一種の投資とも言えますが、かなりの高確率で「健康」というリターンを得られます。

事業への投資、あるいは株式・債券・不動産などへの投資によって得られた所得を生活のために消費することで私たちのQOL(Quality of Life)=生活の質は向上します。しかし、その過程で精神的・肉体的に疲弊してしまいQOLが著しく低下したら元も子もありません

その点、健康投資はQOL向上に直結すると言えます。そのことを成功者たちは知っているのです。

目標管理と計画実行力がビジネスに通底

ワークアウトを始めれば、おのずと肉体改造の目標ができるでしょう。「夏までに5kg痩せる」「腹筋を割る」などです。またそのような目標設定は、モチベーション維持のためにも必要になります。

このような目標管理と計画実行力は、完全にビジネスに通底するものです。優秀なビジネスパーソンはこのことを自然とこなしているのです。

また英語の「Work out」には、「(問題が)解ける」や「(計画が)うまくいく」という意味もあります。健康になりたい、理想の体型になりたいという目標達成のための解決策=ワークアウトであり、自発的な活動となります。また、語源からしてビジネスとつながっているともいえるでしょう。

孤独に耐える精神力を培う

経営者にとって企業経営は孤独な戦いです。時々刻々と変化する環境の中で、従業員とその家族の生活を背負って、事業の舵取りをし続ける精神的負担は大変なものがあります。そうした精神力を鍛える場としても、ワークアウトは適していると言えるでしょう。

身体を酷使するメニューをこなし、目標達成=成功体験を積み重ねることで、自信を積み上げていく行為がワークアウトと言えます。そればかりではなく、ワークアウトによって脳が活性化され次に挙げるのホルモンが分泌され、それが精神にプラスに作用することが医学的にわかっています。

1    テストステロン(男性ホルモン)
「生きる活力」「生気」「決断力」といったバイタリティを高める作用があります。

2 セロトニン
精神の安定や安心感や平常心をもたらし、ストレスへの効能があります。鬱状態になりにくくなります。

3 ドーパミン
脳内報酬系として有名です。快感や幸福感をもたらし、ポジティブ思考を促すホルモンです。やる気や意欲を掻き立てます。

4 ノルアドレナリン
覚醒作用があり、注意力や作業効率が上がります。ストレス耐性がつきます。

ワークアウトは経営者の孤独を癒やし、自尊心を育てる営為なのだということがわかります。

多忙なビジネスパーソンこそジムへ行こう

ここまで読んでいただいて、少しでもワークアウトに興味を持っていただいたのなら、スポーツジムの門戸を叩いてはいかがでしょうか。自宅でできる自重トレから始めても構いませんが、次のような効果が期待できるジムでのワークアウトをおすすめします。

1    負荷の高いトレーニングを行うことでより大きな結果を得られる
自宅にはないバーベル、ダンベル、マシンを利用できるので、自重トレーニングよりも身体に負荷をかけることができ、効率よく成長することができます。

2    モチベーション維持になる
ワークアウトは孤独な行為なので、自宅で黙々とやっているとどうしても「サボりたい」と思ってしまうものです。しかし、ジムではトレーナーに相談したり、友人と合同トレーニングなどをしたりして刺激し合うことがモチベーション維持に繋がります。仮にトレ仲間がいなくても、ジムで誰かが汗を流してる光景を見るだけでやる気が出てくるものです。

3    気分転換になる
ジムへ通うという物理的な移動が、「ワークアウトしよう」というスイッチを入れる引き金になります。また最近のジムは、おしゃれなカフェが併設されていたり、サウナ・ジャグジーがあったりして、単純に気分転換としても楽しめます。


ワークアウトをすれば成功が約束されるわけではありませんが、成功者の歩んだ同じ道を歩むことで、何かを感じ取れるのではないでしょうか。

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